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平和を愛する世界人として―文鮮明自叙伝
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説教(5月27日)

■題目:天一国の入国

■説教者:全 柱奉 地区長

■御言訓読

1、原理講論 後編【赤線部分】
第一章 復帰基台摂理時代
第一節 アダムの家庭を中心とする復帰摂理

アダムの家庭が「信仰基台」と「実体基台」とを復帰する蕩減条件を立てて、それによって「メシヤのための基台」をつくり、その上でメシヤを迎えるのでなければ、復帰摂理は成就できないのである。

(一)信仰基台
第一に、「信仰基台」を復帰するためには、それを蕩減復帰するための何らかの条件物がなければならない。
アダムの家庭で立てなければならない、そのみ言の代わりの条件物とは、すなわち供え物であった。

第二に、「信仰基台」を復帰するためには、その基台を復帰できる中心人物がいなければならない。
聖書の記録を見ると、アダムが供え物をささげたとは書かれておらず、カインとアベルのときから供え物をささげたとなっている。その理由はどこにあったのであろうか。

このような目的のために、神はアダムの二人の子を、各々善悪二つの表示体として分立されたのち、彼らに、神かサタンかのどちらか一方だけが各々対応することのできる、すなわち、一人の主人とのみ相対する、原理的な立場に立ててから、各自供え物をささげるように仕向けられたのである。

カインは愛の初めの実であるので、その最初のつまずきであった天使長との愛による堕落行為を表徴する悪の表示体として、サタンと相対する立場に立てられたのであり、アベルは愛の二番目の実であるがゆえに、その二番目の過ちであったアダムとの愛による堕落行為を表徴する善の表示体として、神と対応することができる立場に立てられたのである。

(二)実体基台
 アダムの家庭において「実体基台」がつくられるためには、カインが「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てることにより、神がその献祭を喜んで受け得るような条件を立てるべきだったのである。

堕落人間がその堕落性を脱ぐためには、蕩減復帰原理により、次に記録されているように、その堕落性本性をもつようになった経路と反対の経路をたどることによって、蕩減条件を立てなければならなかったのである。

 天使長が、神の愛をより多く受けていたアダムを愛することができなかったことによって堕落したので、「神と同じ立場をとれない堕落性」が生じた。それゆえに、この堕落性を脱ぐためには、天使長の立場にいるカインがアダムの立場にいるアベルを愛して、神の立場にあるのと同じ立場をとるべきであったのである。

 第二に、天使長が、神にもっと近かったアダムを仲保に立て、彼を通じて神の愛を受けようとはせず、かえってアダムの位置を奪おうとして堕落してしまったので、「自己の位置を離れる堕落性」が生じた。ゆえに、この堕落性を脱ぐためには、天使長の立場にいるカインがアダムの立場にいるアベルを仲保として、彼を通じて神の愛を受ける立場をとることにより、自分の位置を守るべきであったのである。

 第三に、天使長は自分を主管すべくつくられた人間、すなわちアダムとエバを逆に主管して堕落したので、「主管性を転倒する堕落性」が生じた。したがって、人間がこの堕落性を脱ぐためには、天使長の立場にいるカインがアダムの立場にいるアベルに従順に屈伏して、彼の主管を受ける立場に立つことによって、主管性を正しく立てるべきであったのである。
最後に、天使長は取って食べてもよいという不義の言葉をエバに伝え、エバはそれをアダムに伝えて堕落したので、「罪を繁殖する堕落性」が生じた。ゆえに、この堕落性を脱ぐためには、天使長の立場にいるカインが、自分よりも神の前に近く立っているアベルの相対となる立場をとり、アベルから善のみ言を伝え受けて、善を繁殖する立場に立つべきであったのである。

カインがアベルを殺害することによって、天使長が人間を堕落せしめた堕落性本性を反復するようになり、アダムの家庭が立てるべきであった「実体基台」は立てられなかった。したがって、アダムの家庭を中心とする復帰摂理は成し遂げられなかったのである。

2、旧約聖書 民数記(第12章1節~16節)

モーセはクシの女をめとっていたが、そのクシの女をめとったゆえをもって、ミリアムとアロンはモーセを非難した。
彼らは言った、「主はただモーセによって語られるのか。われわれによっても語られるのではないのか」。主はこれを聞かれた。

モーセはその人となり柔和なこと、地上のすべての人にまさっていた。
そこで、主は突然モーセとアロン、およびミリアムにむかって「あなたがた三人、会見の幕屋に出てきなさい」と言われたので、彼ら三人は出てきたが、主は雲の柱のうちにあって下り、幕屋の入口に立って、アロンとミリアムを呼ばれた。彼らふたりが進み出ると、彼らに言われた、「あなたがたは、いま、わたしの言葉を聞きなさい。

あなたがたのうちに、もし、預言者があるならば、主なるわたしは幻をもって、これにわたしを知らせ、また夢をもって、これと語るであろう。
しかし、わたしのしもべモーセとは、そうではない。彼はわたしの全家に忠信なる者である。

彼とは、わたしは口ずから語り、明らかに言って、なぞを使わない。彼はまた主の形を見るのである。なぜ、あなたがたはわたしのしもべモーセを恐れず非難するのか」。
主は彼らにむかい怒りを発して去られた。

雲が幕屋の上を離れ去った時、ミリアムは、らい病となり、その身は雪のように白くなった。アロンがふり返ってミリアムを見ると、彼女はらい病になっていた。
そこで、アロンはモーセに言った、「ああ、わが主よ、わたしたちは愚かなことをして罪を犯しました。どうぞ、その罰をわたしたちに受けさせないでください。

どうぞ彼女を母の胎から肉が半ば滅びうせて出る死人のようにしないでください」。
その時モーセは主に呼ばわって言った、「ああ、神よ、どうぞ彼女をいやしてください」。

主はモーセに言われた、「彼女の父が彼女の顔につばきしてさえ、彼女は七日のあいだ、恥じて身を隠すではないか。彼女を七日のあいだ、宿営の外で閉じこめておかなければならない。その後、連れもどしてもよい」。

そこでミリアムは七日のあいだ、宿営の外で閉じこめられた。民はミリアムが連れもどされるまでは、道に進まなかった。
その後、民はハゼロテを立って進み、パランの荒野に宿営した。

カテゴリー:今週の説教 - 12/05/30掲載

説教(5月20日)

■題目:神様が安着できる家庭の確立

■説教者:白井康友 本部・家庭教育部長

■御言訓読:御言訓読:「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」より

第一に、全祝福家庭は、まず家庭の中で神様を中心にお迎えし、父母と子女が完全に一つとなる訓読教育を毎日実践しなさいということです。原理教育、真の父母様が下さった教材・教本教育、真の父母様の自叙伝の内容の教育、そして、原理本体論の絶対性教育を徹底的に行うべきだということです。

第二に、天は既に重生と復活の聖和権の恩賜を家庭単位まで許諾されたのです。ここには父母と子女間の完全一体を必要条件としています。絶対父母、絶対子女の基準を立てて、絶対家庭を築きなさいと言うことです。

第三に、真の父母様の血と汗がにじむ苦難の恩賜により、人類は既に蕩減復帰時代圏を抜け出したと言うのです。したがって私たちは皆、真の父母様の御在世時に天が臨在することの出来る家庭、氏族、民族、国家、世界まで、地獄圏を解放させるべき責任があると言うことを忘れてはならないのです。

カテゴリー:今週の説教 - 12/05/23掲載

説教(5月13日)

■題目:「アベル国連」を創る平和大使と私たちの使命

■説教者:菊谷清一 UPF日本事務総長
      (平和大使協議会中央会事務総長)

■御言訓読:平和神経(平和メッセージ9・2・13)

皆様、人間は今まで、歴史を通して、絶えず人間を中心とする平和運動のみを展開してきました。その良い例が民主と共産の対決です。個人の権益と自由をどれくらいより認定し、保障するのか、その程度の差だけであって、民主主義も共産主義も、すべて父母を失った子女たちがカインとアベルに分かれて争う、兄弟間の紛争の範疇を抜け出すことができませんでした。

不完全な人間ばかりを中心として展開する平和運動は、歴史的に常にその限界にぶつかり、挫折してしまったのです。世界平和実現の華やかな夢を抱いて出発した国際連合(UN)が、今日その生まれながらにしてもつ限界点にぶつかり、人類にこれ以上希望を与えることができずにいることも、正にこのような理由のためです。一言で言えば、天が直接運行し、歴史を摂理できる時を迎えられなかったということです。

したがって、神様の永遠の創造理想である平和理想世界を実現するために、カイン格である既存のUNを更新するとともに、新しい次元で平和理想世界王国の機能を発揮できる天宙的次元のアベル格のUNの姿が、正に「天宙平和連合」です。今、皆様と共に誕生した「天宙平和連合」は、神様の勝利であり、真の父母様の血と汗と涙の結実であり、皆様の希望であり、願いです。

カイン的な既存のUNの前に、天一国を代表するアベル的王国の使命を果たすようになるでしょう。したがって、神様の創造理想世界の実践郷を成し遂げるべき使命が、正に世界的指導者であられる皆様に下された天命であることを肝に銘じてくださるように願います。

アベルUNの旗を掲げて、全世界の不条理と悪を真の愛で掃き出しましょう。誇らしい「天宙平和連合」の平和組織となり、世界中の祝福家庭を守り、祝福の地、この地球星を守る守備隊の役割を完遂いたしましょう。

皆様、昨今の世界情勢を冷徹に分析してみてください。共産主義の仮面を脱いだといいますが、今も中国やロシアのような周辺の好戦的な強大国は、虎視眈々と力のない小さな島嶼国をねらっています。どの国家でも、小さな島嶼国としては、単独でこの強大国の政治、経済、軍事的攻勢にはかなわないでしょう。彼らがその気になれば、一日でも無血占領を敢行できる力をもっているのです。

皆様、環太平洋圏に安定と平和が定着するとき、人類の平和も保障されるでしょう。怒涛のごとく押し寄せてくる周辺の強大国の途方もない津波を、単独では阻止することができません。環太平洋圏のすべての島嶼国が一つに団結し、神様が願う神文明圏の祖国を創建しなければならない時が来ました。

赤道を中心におき、南北に散在している太平洋圏の小さな島嶼国はもちろん、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、ソロモン群島、オーストラリア、ニュージーランドなど、すべての国家が、一つの国のように協約を結んで連合圏を広げ、人類の平和と安定を保障してくれる環太平洋文明圏を守らなければなりません。日ごとに激しくなっていく環境破壊と戦争から、人類の未来の命綱であり生命線である海洋圏を保護して生かし、未来の平和のために本然の資源を守るべき責任が皆様にあるという意味です。

カテゴリー:今週の説教 - 12/05/16掲載

説教(5月6日)

■題目:統一運動における宗教連合活動

■説教者:前田外治 会長(世界平和宗教連合)

■御言訓読:世界平和宗教連合創設大会メッセージ(抜粋)

世界をこのまま放置することが出来ません。時間がありません。誰かこの世代に責任を負うことができますか?それは、軍人でも政治家でも科学技術者でもありません。まさしく我々宗教界が責任を負わなければなりません。私は皆様の能動的な協力を要請いたします。

「世界平和宗教連合」の運動を通じて、歴史的な宗教伝統などが和合しながら世界平和に向かって実践運動でもって前進する時、世の中を引っ張っていく精神的基盤が堅固に立てられ、神様の真の愛を中心とした平和理想は完成するのです。全世界の宗教界が統一された方向を持つ時、統一された世界平和は到来するのです。

1991年8月27日「世界平和宗教連合」創設大会におけるメッセージより
(ソウル・リトルエンジェルス芸術会館にて)

カテゴリー:今週の説教 - 12/05/09掲載

説教(4月29日)

■題目:基元節に向けて信仰生活の核心

■説教者:徳野英治 先生

■御言訓読:マタイによる福音書(第12章31節~32節)

だから、あなたがたに言っておく。人には、その犯すすべての罪も神を汚す言葉も、ゆるされる。しかし、聖霊を汚す言葉は、ゆるされることはない。
また人の子に対して言い逆らう者は、ゆるされるであろう。しかし、聖霊に対して言い逆らう者は、この世でも、きたるべき世でも、ゆるされることはない。

「平和を愛する世界人として」(P70)

「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」これは、その頃の私の座右の銘です。先に身心を鍛錬してこそ、次には国を救い、世の中を救う力も持てる、という意味です。私は、食欲はもちろん、一切の感性と欲望に振り回されないで、体と心を自分の意志どおりにコントロールできるところまで、祈りと瞑想、運動と修錬によって自分を鍛錬しました。

そこで、ご飯を一食食べる時も「ご飯よ、私が取り組む仕事の肥やしになってほしい」と念じて食べ、そういう心がけでボクシングもし、サッカーもし、護身術も習いました。おかげで、若い頃よりもかなり太りましたが、今でも相変わらず体の動きだけは青年のように身軽です。

カテゴリー:今週の説教 - 12/05/02掲載
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