■説教者:堀 正一 教区長
■御言訓読:天聖経(第10編 第3章 第4節 30)
30世界は、民主世界と共産世界に分かれていますが、民主世界は唯心史観なので心の側であり、共産世界は唯物史観なので体の側です。このように分けざるを得ません。この二つの世界が今、大きな波紋を起こしていますが、この波紋がどこから始まったのかといえば、皆さん自身から始まりました。皆さん自身がその波紋の種です。これが問題です。ですから、皆さんは、世界のどこかの政治家によってこの世界が統一されると考えてはいけません。
統一の方案は、どこにあるのでしょうか。それは、外部にあるのではなく、内部にあります。統一の方案は、「私」の心と体の争いを平定させて、心が先に立つようにしなければなりません。そのようにして、心が「行こう」と言うとおりに、私の体が行かなければならず、家庭が行かなければならず、社会が行かなければならず、国が行かなければならず、世界が行かなければなりません。このようになれば、統一は自動的に成し遂げられるのです。
カテゴリー:今週の説教 - 17/09/07掲載