■題目:「愛の革命の闘士となろう」
■説教:和田康伸 教区長
■御言訓読:マタイによる福音書(第5章11節-16節)
わたしのために人々があなたがたをののしり、また迫害し、あなたがたに対し偽って様々の悪口を言う時には、あなたがたは、さいわいである。
喜び、よろこべ、天においてあなたがたの受ける報いは大きい。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。
あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。
あなたがたは、世の光である。山の上にある町は隠れることができない。
また、あかりをつけて、それを枡の下におく者はいない。むしろ燭台の上において、家の中のすべてのものを照させるのである。
そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かし、そして、人々があなたがたのよいおこないを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい。
■説教内容
春になると何か希望に感じます。
今世界では様々な国が音を立てて崩れようとしています。
ベルリンの壁も崩れ、残された朝鮮半島の38度線もいよいよ近づいたのではないでしょうか。
真のご父母様は環太平洋が中心になりここを中心に世界が変わるとおっしゃいました。
TPP(互いの国が関税を全くゼロにする)関税が全くなくなるので経済分野では国境が無くなってきます。物が自由に行き来するようになります。
講演文に「国境撤廃」という言葉が出てきます。どのようにして国境がなくなるのでしょうか。
国がなくならない限り国境は無くなりません。国境撤廃=国撤廃です。
そして全く新しい世界が現れようとしています、国の概念ではとらえられない新しい概念の天一国であろうと思います。今そこに向かって立ち上がらないといけないと思います。
命の危険にさらされながら世界では革命がなされています。ただ見過ごすわけにはいきません。
いよいよ時が来たと思わないといけません。私達が打ち立てようとしているのは、天一国です。全く新しい国の形です。
最近の講演文では、最後にお父様の指示事項で終わっています。講演文によって私達に呼びかけているのです。
天基2年になり、天一国創建の勇士となりなさい。とみ言がありますが、武器を持って立ち上がるのではなく、み言をもって愛を持って立ち上がるのです。
私達に愛の革命家となって欲しいと、講演文を通して立ち上がって欲しいと真のご父母様は願っておられるのです。残されているのは私達がどういう風に立ち上がって、この天基2年の時を知らなければいけません。
D-Dayまでちょうど2年となりました。この2年で何をするか。毎日考えながら歩まないといけません。
天一国創建するのに何を持って立ち上がるのでしょうか?
ニュージーランドの地震では、将来世界の為に役にたちたい、本当に国、世界の為に役立ちたい人がたくさん犠牲になってしましました。
神様、真のご父母様を知らなくても世界の為に役立つ為に勉強や努力していた方々でした。
この2年もっと気持ちを高めて歩まないといけません。今この時、神様が期待するこの2年間ではないでしょうか?
私達は真のご父母様の愛に感動しました。愛の革命家となって真のご父母様が私達を変えました。真のご父母様こそ愛の革命家の先頭です。
ベルリンの壁も一日二日で崩壊しました。天一国創建も時が来たらあっという間に成されるのではないでしょうか。愛の革命の闘士となって天一国を打ち立てましょう!
今がまさに立ち上がる時です。真のご父母様から愛を受けた氏族メシヤとして何をどう闘うかが問われています。
明日ではなく今日からです。時が来たのです。
今、教会の玄関で二世達がならんで挨拶をしています。
挨拶は実践の始まりです。そういう時が来ました。これは二世本人の為でもあり、新しい時代が来た証拠です。
それを見て親たちはどう思うでしょうか?そこが問われています。
先週、ある二世が教会のトイレ掃除をしていました。これは神様を愛する行為であります。
教会はみ言を聞くだけの所ではなく、愛を実践する所なのです。カレー作りも同じです。
教会でお祈りしてくれる食口がいます。本当に有り難いです。こういう食口の精誠が変えて行くのです。
巷で、いわれのない悪口や罵倒、そんな中でも頑張る食口。これも私達にとって神を愛する行為です。
教会に来て頂いただけで有り難い。そのようにして食口の精誠が積み上げられるのです。
愛の世界を具体的に表現する。何遍「天一国創建」と叫んでも天一国は出来ないのです。実践をしなければいけません。挨拶、掃除、伝道活動、これらは全て天一国を創ろうとする行いです。
家庭で愛を実践することを、忘れてはいけないのです。一番近い相対者を愛する。家庭を愛し、愛を投入すれば、毎日が刺激的になります。そして対社会的に愛を実践するのです。社会に働きかけ、いかにこの教会が渉外活動の基地となれるか。それが願われています。
そしてあなたに従いたいという人に対して、私に従うのではなく、神様と真のご父母様に従って下さい。と言えるような私達にならないといけません。
真のご父母様は私達に方向性を教えてくれました。簡単ではないが、働きかけていくしかありません。天一国創建に向けての表に立っていかないといけないのです。
天の勇士・烈女であると、あらためて言い聞かせながら進んでいきましょう。