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説教(8月21日)

■題目:信仰は人生の開拓者である

■説教:和田康伸 教区長

■御言訓読:み旨の道(信仰生活より)

神が行く道は開拓の道であり、信仰者はついていく道である。

開拓者は打ち寄せる試練と苦痛の前に不平を言わない。それゆえ信仰は人生の開拓であるから、信仰生活において不平を言う人は開拓者でもなく信仰する人でもない。

信仰は飢えのある信仰をもたねばならない。

統一教会の食口として一番安全な生活方法は、前線ですべての十字架を負って越えていく道である。これが統一教会の信仰の正道である。この路程で孝子、忠臣、烈女が決定される。

■説教内容

「信仰は人生の開拓者である」というのは、-み旨の道- の中の信仰生活の項目にある一文です。
創造原理第6節の中には肉身生活の意義が書かれています。

人間の体は霊人体と肉身の2つから成り立っています。それぞれ栄養素を必要とします。肉身は、空気や光、そして食物、水を必要とします。霊人体は、生素(神の愛)と肉身から送られる生力要素が必要です。

先週日曜日から土曜日まで歩んできましたが、その間、絶えず呼吸は続けています。通常1日3食を摂っていますが、肉身を維持してこの場に集まっています。

それでは霊人体は生素(神の愛)をどれだけ受けてこられたでしょうか?そして善行でどれだけ生力要素を受けてこられたでしょうか?肉身は間違いなく維持してきていますが、霊人体はどれほど成長出来ているでしょうか?

もし、1週間の間、感動がなかったら如何でしょうか、肉身をもって善行や伝道して喜びを感じていなかったなら霊人体の成長がなかったということでしょう。1週間前の霊人体と今日の霊人体は全く同じと言うことになります。あっという間の肉身生活で、今、原理の願われる生活になっているのか改める必要があります。

ここ数日、雨が降って暑さが収まりました。夏は苦手な季節なのですが、節電の折、熱中症になる方が少なくありません。熱中症予防は水分補給と言われます。水分を摂らないから熱中症になるのですから、その水分を取れば良いのですが、それが分からず、体の欲求が分らないから熱中症になってしまいます。

正常な時には例えば水を欲しているとか、空腹なら食べたいとか感じ、逆に悩んだりすると食欲がなくなります。(逆の方もいらっしゃいますか?)体が欲していることを察知して体の願い通りにしてあげないと健康に支障をきたします。

それでは霊人体はどうでしょうか?毎日の信仰生活のなかで神の愛を欲している声や肉身からの生力要素を欲している声を聞くことが出来ずに生活していないでしょうか。霊人体熱中症というのがあります。

信仰は飢えのある信仰でなければならないと言われます。肉身が欲求するように霊人体も間違いなく神の愛である生素と生力要素を必要とします。その声に耳を傾けなさいと言うことです。

我々は基本的にいつも飢えて乾いていなければなりません。神の愛と実践にです。そうしてこそ本当の信仰の道を歩むことが出来ます。我々は今の自分に満足してそこに安住しようとしているのかもしれません。

肉身の生活だけ考えれば安定は確かに無難な道でしょう。しかし、永遠の霊界生活から見れば決して賢くはありません。

今回、8月1日から8日までラスベガスツアーに参加させて頂きました。そしていろいろな恩恵を受けさせて頂きました。百聞は一見にしかずと言う通り、ラスベガスはすごいところです。空港を降りればすぐカジノ、到るところにカジノがあり、街中が娯楽の街です。

ツアーの中に組まれているショーでは、劇場の舞台が垂直になり、人々が落ちてくる演出や空中ブランコがあり、花火もうち上がりました。夜中でもジェットコースターが走り、現代版ソドムとゴモラそのものといった感じでした。

そのラスベガスにはこれまで教会の基盤はありませんでした。食口もかき集めてようやく集まるという状況で、基盤は皆無に等しい所です。基盤のある韓国やアメリカの東海岸ならもっと勢い良く活動が出来るのに、なぜ今ラスベガスなのでしょうか。

今回の目的は七・一節、七・八節の名節参加でしたが、会場は50名も入ればいっぱいでした。ケーキカットも小さなものでした。想像していたのよりも大変質素なものでした。

お父様は2時間位み言を語られた後、すぐにコロラド川に出かけられました。それも津波が押し寄せてくるような急流をボートで登って行かれました。一歩間違えば命の危険があります。前日も朝から夕方まで14時間半の訓読会をなされました。

その状況から感じたのは、お父様はラスベガスで荒野に等しい所を開拓しておられるのであり、お父様にとってラスベガスは開拓の地であるということでした。

お父様は全てに勝利されました。天地人真の父母定着み言実体宣布大会はお父様の集大成でした。しかし真の父母は決して安住されないことが良く分かりました。厳しい荒野に出かけられて開拓されるのがお父様の世界であり、生涯に渡って神様を求める方であると感じました。

それは神様が開拓の道を歩まれているということではないでしょうか。信仰者もその道をついてくのだ、開拓するのだ、と言うことです。

私たちも今の生活から一歩踏み出して開拓していかなければ正常な信仰とは言えないのだと思います。
統一教会の伝統に40日間の開拓伝道があります。ここに集まっていらっしゃる先輩家庭の皆様のなかにも片道切符を手にして任地に行かれた方がおられると思います。大変感謝であります。

私もかつて学校卒業後、任地で生活し伝道した事が有りました。それでも40日開拓伝道に比べれば楽な立場だったと思います。松本道子ママは原理を語り伝道していたとき迫害の連続でした。それでも毎日毎日キリスト教会を訪ねて行き、最後には信仰の篤い壮婦の方が復帰されて名古屋の基盤になりました。

私たち個人としても開拓に出る必要があると思います。開拓精神ということです。弁当忘れても伝道忘れるなと地区長がよく語られます。伝道を忘れては信仰の成長はありません。
霊人体は栄養素が送られて成長します。

真の父母様は神様に一番近い所で歩んでおられます。私たちも安定して満足していてはいけません。自らの前線を持って神様の愛に触れる必要があります。最も神様が近い所が前線です。生力要素の基盤もここにあります。私たちの信仰は「信仰は人生の開拓者である」のごとくいつも開拓です。

ラスベガスと言えば開拓と考えてください。天の基盤を築くために精誠を尽くす事がとても重要です。2013年1月13日まで残すところ1年6ヶ月となりました。摂理全体を考えたら今は開拓期間です。教会、個人の基盤を築いていく時です。それが私たちの使命です。

お父様は韓国に帰られましたが、また遠からずラスベガスに行かれるでしょう。開拓精神を持って神様の愛を開拓し、天の基盤を開拓する為に頑張って行きたいと思います。

カテゴリー:今週の説教 - 11/08/23掲載
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