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説教(3月20日)

■説教:文亨進 世界会長

■説教内容

皆さん、こんにちは。 日本に来られて嬉しく思います。
私達は今回の地震の時には真の父母様と共にアメリカに居ました。日本の地震の状況を見守っていましたが、お父様が日本の為にと私達を送って下さいました。お父様も日本の近くに居たいとおっしゃり、韓国に戻ってこられました。

このたびは、文孝進お兄さんの昇華3周年です。私と孝進兄さんとは20歳の開きが有り、親子ほどの差がありますので、私はお兄さんのことをあまりよく知ることがありませんでした。しかし孝進兄さんが孝子であった事は間違いありません。

指導者が部下をどのように育てるかを見れば、その指導者のことが良くわかります。孝進様に直接侍ってこられた方々は孝進様の逸話をたくさん語って下さいます。
その内容は、孝進様が本当にタフな侍(サムライ)であったと言う逸話です。

二世達に対しても、「どのように真の父母様に侍るのか、どのように生きるのか、どのように死ぬのかが大切だ。」とおっしゃいました。「孝子として死ぬのか、裏切り者として死ぬのか? 私が父母様を裏切ったならば私を殺してもいい。」とも言われました。
孝進様は苦しい人生を歩まれましたが、孝行がその根本にあります。

聖書「マタイによる福音書」第6章には、どのように祈るのかについての教えがあります。どのように祈ってはならないかについて教えているという事でもあります。
人に見せようとして会堂や大通りで祈る偽善者であってはならない。そうではなく、祈る時は自分の部屋に入って戸を閉めて、父に語りかけるように祈るのが孝行者であるということを教えています。

もともと私達が祈る時は、普通の場合 「私を助けてください、こんな問題があります、私を生かしてください。」という個人的な祈りから始まるはずです。しかしイエス様はまず始めに神様を称える言葉を口に出して祈ることを教えておられます。

天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。

その祈りの内容は世間一般の祈りとは逆なのです。私のために祈るのが一般的なのですが、それは祈りではないとイエス様は言われました。神の御国と御旨成就のために祈る必要があるのです。

日本では、いま多くの人が祈っています。
韓国でも少し前は危機にみまわれていました。潜水艦への攻撃、ヨンピョン島への攻撃、すぐにでも戦争になってしまいかねない状況でした。
私はその時お父様の指示で、ヨスに於いて精誠を捧げていました。しかし韓国の繁栄の為に祈ったのではありませんでした。神様がすべてを主管されることを祈っていました。

かつてイスラエルは中心国家になっていた国かもしれません。しかし神様に選ばれた国には神様を受け入れる責任があるのにもかかわらずイエス様を受け入れませんでした。イエス様が亡くなり、40年後にはエルサレムは潰されてしまいました。審判の時が来たのです。
選民の責任はその国の主を受け入れる必要があるのです。私達の願いではなく神様の願いの為に祈らなければならないのです。

日本で今回このような事が起こり、生きる事についても再び考えている人が大勢います。
日本が責任を果たせなかったので災害が起こったとは言わないで下さい。日本の精誠が足らなかったのでこのような災害が起きたと言わないで欲しい。それは正しくありません。

日本の食口の精誠のおかげで、日本の信仰のおかげで私たちは生きているのです。
日本の信仰に大きな拍手を致しましょう。

イエス様には様々な奇跡の話があります。その中に病人を治した話があります。
イエス様は「私があなたを治せると信じるか。」と尋ねました。そして「あなたの信仰があなたを救った。」と言われました。

お父様にはみ旨の秘密があります。絶対信仰、絶対愛、絶対服従です。これは単なる教えではありません。信仰生活の鎖です。核心内容なのです。

そのように信仰が鍵となっています。信仰なくしては神様の愛にまみえる事はできないのです。神様を感じられないという人はまず始めに信仰が必要なのです。

夫がその妻に対して愛していると1万回言ったとしても妻がその夫を信じていなければ愛しているという言葉には力がありません。本当に信頼に足る生き方をしている夫から言われた言葉こそが信じられるのです。

今、私が呼吸できていること、心臓が動いていること自体が神様の恩恵の中に居ることの証です。そのように恩恵を受けられるのは、私が良い人間だからではなくて神様の愛が偉大だからその愛を受け取ることが出来ているのです。

宗教と真理の違い
イエス様は偽宗教を激しく批判されました。正しくない宗教の有り方を批判しました。
アメリカでは14、5歳になればボーイフレンド、ガールフレンドが居ることが普通です。
デートしないと異常だと思われてしまいます。それゆえ、統一教会の法度通りに生きる事は楽ではありませんでしたが私は女性を近づけませんでした。それでも法度を守ったので天国に入る資格があると考えました。そして人々から尊敬されるべきだと考えました。

しかし、それが大きな罪でした。傲慢でした。原罪が無いからと言って罪人でないわけではありませんでした。真の父母の子女でありすべての法度を守ったのにもかかわらず罪人だったのです。私がそれを認めることはとても困難でした。

宗教と真理の違いがそこにあるのです。一般的に宗教は良い事をしたので神様の前に出る資格があると考えます。しかし真理では、それでもあなたは罪人であると考えます。私はその真理を認めることが出来なかったのです。

皆さんの中で、これまでに嘘をついたことが無いと言う人は居ますか?手を挙げた人はまさしく嘘つきなのです。私は小さい時お兄さんの鉛筆、消しゴム、そして時には飴も盗みました。

もしも人が他人の妻を見て 「あの男性と結婚していたなら。」 と思えば心の中で既に姦淫を犯したことになります。イエス様の基準ではそうなります。神様を恨み反逆しようと考える人は神聖冒瀆者と言います。神聖冒瀆、姦淫、泥棒、この世の中には神様の前に出られる人は誰もいません。夫が妻を無視するならば妻は怒ります。たびたびそのようにすると妻の心に傷をつけてしまいます。神様はいつもすぐ横に居られるのに私達はどれほど神様を無視しているでしょうか。それ自体が罪なのです。

宗教は、良い事を行ったので神様の前に出られると言いますがそれは間違いです。神様の愛があるからこそ神様の前に出られるのです。犠牲があったからこそ神様の前に出られるのです。私達がどんなに良くやっても人類の罪は蕩減出来ないのです。神様から出てきた神様の息子、その尊い方こそ蕩減できるのです。それは真のお父様です。祝福は私が何か上手くやったから受けられるものではなく、神様の恩寵によるものです。

一般的な宗教では修行して何か良くできるようになれば傲慢になってしまいます。法度を守る人が善人で、そうでない人が悪人というのが一般的です。しかしどんな人でもすべての法度を破らない人は居ません。そうである為に一般的宗教の終着点は傲慢か絶望になってしまいます。

真の宗教は真の方の犠牲により神の前に出ることが出来ると考えるので感謝になります。そして犠牲を知っているので謙虚になります。私達は真の宗教にならなければなりません。
神様の法度を守るのは、そうしないと地獄に落ちるからですか?それとも天国に行きたいからですか?夫が浮気をしないと言うルールを守る理由は、天国に行きたいからですか?
地獄に落ちない為ですか?

私が私の妻を愛しているからルールを守るのですね。本当に嬉しくルールを守ることが出来るのですね。どうですか、善なる夫の皆さん? 私達が法度を守るのは愛の為なのです。

絶対信仰、絶対愛、絶対服従の3つは鎖のように繋がっています。私が自分自身を省みる時に神様が私達を愛しておられることを感じるようになります。神様が私達を愛する理由は、神様の直接送り出された真の父母様が、死んでも、死んでも神様の前について行こうとされる愛ゆえに神様が私達を愛してくださるのです。

今回の危機は世界的危機の始まりです。太陽からの放射能が地球を襲うという予想もされています。では私達はどのようにその災難に備えるべきでしょうか?

私達が霊界に行った時に神様は私達に何を尋ねるでしょうか?
神様は、「あなたは私の息子である真の父母(文鮮明)を如何に愛したか。」と尋ねます。
神様の創造目的は何でしょうか。それは神様の真の愛の対象です。神様の真の愛の対象が生まれ、そこから家庭、民族、国家、世界へと拡大されていきます。神様の創造目的は真の愛の対象である真の御父母様のことなのです。

神様は真の父母様と全宇宙のどちらを取るでしょうか。宇宙を捨てて真の父母様を取るほど価値ある創造目的が真の父母様です。その真の父母様を愛していますか?
天運を受けようとするならば創造目的に立ち返ることが大切です。真の父母様を愛することが私達の責任なのです。これから来る災難をどう防ぎますか。人間の力では克服できないのです。人間より偉大な天運によって悪運を克服することが出来るのです。その源泉はどこから来るのでしょうか。

真の父母様億万歳(チャムプモニムオンマンセ)の言葉から出てきます。
すべての信仰、愛、忠孝、み言、服従、栄光がこの言葉に含まれています。私達が出しているどんな振動が、神様に通じるのでしょうか。

原点にもう一度返らなければなりません。韓国、香港、アフリカ、アメリカ、そして日本でもこの波が大きくなって来ています。真の父母様億万歳(チャムプモニムオンマンセ)で役事が起こり悔い改められた、病気が治った等驚くべき事が起こっています。

しかし私達の思いが大切です。私の病気を治してくださいと思って唱えるのではありません。清らかな思いで唱えるのです。私が死んだとしてもお父様にパワーを送ることが出来るように思ってその心情で唱えるのです。ただ神様と真の父母様にすべてのエネルギーを捧げる心情で唱えるのです。真の父母様億万歳の振動が広く展開することを願います。

この後、文亨進世界会長を中心に聖霊治癒礼拝が執り行われました。真の御父母様に対して礼拝参加者全員よるチャムプモニムオンマンセの波動が送られて感動的な礼拝となりました。

カテゴリー:今週の説教 - 11/03/23掲載
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