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説教(6月8日)

■説教者:堀 正一 教区長

■御言訓読:天聖経(第4編 第3章 第2・3節 20.8)

20父母の愛を通して完全に復活した自分が、手の先から足の先まで生きていることを感じながら、感謝できる立場に立ってこそ、天に帰ることができるのです。しかし、足の先にありとあらゆることがすべて縛られているので、皆さんはこのような現実を踏み越えていかなければなりません。

8与えてくれる父母に対しては、「私」も返さなければならないので、孝行せざるを得ないのです。生命は、皆さん自身を中心として出発したのではなく、宇宙の根本から生じました。その宇宙全体がために生きる場にあるのですが、それを否定する存在は、なくならなければなりません。根源がないので、消えなければならないのです。

 人間は、ために生きるために生まれたというのです。ために生きるときは、愛の相対のために生きなさいというのです。父母のために生きるときは、その父母の愛を「私」が受けて、育ててあげなければならないので、年老いた父母ほど、ために生きなければなりません。そのようにすれば、自分の家庭が大きくなるのです。

 国を受け継ごうとするのであれば、夫婦同士で愛するよりもっと大きく、国のために生きる家庭にならなければなりません。そうしてこそ、その国が抱くことのできる家庭になるのです。家庭よりさらに大きな国、国よりさらに大きな世界のために生きなければなりません。その次には、より大きな世界である天地、天地よりさらに大きな神様のために生きなければなりません。

カテゴリー:今週の説教 - 14/06/11掲載
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